奏でる場所~SecretMelody~
「おい。陽輝、早く起きろ。ほって行くぞ。」



んー?



今日学校休校日やでー?



こんな朝っぱらから…なんなんやもー…。



「…どこいくんやー?」



「ついてからのお楽しみ!



ってわけだから早く用意しろ。」



うぃー…



ビックリしたー!



拓斗のテンション可笑しなったかと思ったわ…。



「この服…いやこっちの方が…ああーでもこっちの服も…」



颯は大量の服をもって鏡の前でファッションショーをしている。



…なんや、オシャレしてどこに行くんや?



俺は布団からもそもそと出て、適等にジーパンとTシャツを着、パーカーを羽織って洗面所へと向かった。



――――――――――――――



で、や。



なんでまた宙と奏がおるんや!?



拓斗と颯が一所懸命オシャレしてたから合コンとかそんなんやと…



まぁ、よー考えたら彼女おる拓斗がそんな事するわけないな。



「なぁ、奏。これどこ向かってるん?」



電車に揺れられ俺達五人は俺と奏が座り、その横に颯が立ち、違う所に拓斗&宙が座っている。



相変わらず拓斗と宙はイチャイチャと楽しんでおり、



颯は女子に愛想を振りまわしていた。

















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