奏でる場所~SecretMelody~
「あ!!」
「え?!」
いきなり陽輝が立ち上がり、機体がグラリと揺れる。
「おおっ!?」
「動くな!揺れるー!!」
「ごめんごめん!それより、奏!外!」
え?
後ろを振り返ると、そこにはイルミネーションがキラキラと輝く、眩しい世界が広がっていた。
「綺麗やなー…」
「うん…。綺麗…。」
そう言いながら、奏の横に座る陽輝。
奏の心臓がドキドキと音を立て始めた。
もーなんなんだ?この感覚は。
あー、もー、静かにしろよ。
「なぁ、奏?」
「ふぇ?」
あ、変な声でた…恥ずかし…。
「また、一緒にここに来よな。」
「…そうだな。約束だ。」
陽輝が可愛くニコっと笑う。
な…なんなんだ、その笑顔は…
このッ反則だ!
そう思っているといつの間にか手が動いてしまい、陽輝の胸元を軽く拳で叩いていた。
「な、なんや!?俺悪い事したか?!」
「あ…ち、違うくて…その…」
急に顎をくいっと持ち上げられる。
「うつむいたら声聞こえにくわ。な?顔あげとかな。」
う…
だからって急に…
陽輝が奏を見つめ、奏が陽輝を見つめる。
耐えられなくなった奏は前の席に移ろうと立ち上がると同時に陽輝も立ち上がった。
「「うわッ!!!!」」
凄い勢いで床が揺れる。
ドサッ――
奏は床に倒れこみ、その上に陽輝が覆いかぶさる。
うわうわうわ…
どーしたらいいんだ?
ん?ほっぺがあったかい…?
目を右に動かす。
奏のほっぺに陽輝の口があたっている!?
陽輝は目を見開いて、固まっていた。
「陽輝…重い…」
「うわっ!!!!!ゴメン!!」
陽輝が体を勢いよく離す。
ガチャ――ッ
「お疲れ様でしたー☆お空の旅は…」
「「…。」」
「…失礼しました…。」
――ガッチャン。
「「待って待ってー!!」」
店員さんは戸惑いながらも扉を開けてくれ、奏達はその店員さんと目を合わせず、そそくさと観覧車を後にした。
「え?!」
いきなり陽輝が立ち上がり、機体がグラリと揺れる。
「おおっ!?」
「動くな!揺れるー!!」
「ごめんごめん!それより、奏!外!」
え?
後ろを振り返ると、そこにはイルミネーションがキラキラと輝く、眩しい世界が広がっていた。
「綺麗やなー…」
「うん…。綺麗…。」
そう言いながら、奏の横に座る陽輝。
奏の心臓がドキドキと音を立て始めた。
もーなんなんだ?この感覚は。
あー、もー、静かにしろよ。
「なぁ、奏?」
「ふぇ?」
あ、変な声でた…恥ずかし…。
「また、一緒にここに来よな。」
「…そうだな。約束だ。」
陽輝が可愛くニコっと笑う。
な…なんなんだ、その笑顔は…
このッ反則だ!
そう思っているといつの間にか手が動いてしまい、陽輝の胸元を軽く拳で叩いていた。
「な、なんや!?俺悪い事したか?!」
「あ…ち、違うくて…その…」
急に顎をくいっと持ち上げられる。
「うつむいたら声聞こえにくわ。な?顔あげとかな。」
う…
だからって急に…
陽輝が奏を見つめ、奏が陽輝を見つめる。
耐えられなくなった奏は前の席に移ろうと立ち上がると同時に陽輝も立ち上がった。
「「うわッ!!!!」」
凄い勢いで床が揺れる。
ドサッ――
奏は床に倒れこみ、その上に陽輝が覆いかぶさる。
うわうわうわ…
どーしたらいいんだ?
ん?ほっぺがあったかい…?
目を右に動かす。
奏のほっぺに陽輝の口があたっている!?
陽輝は目を見開いて、固まっていた。
「陽輝…重い…」
「うわっ!!!!!ゴメン!!」
陽輝が体を勢いよく離す。
ガチャ――ッ
「お疲れ様でしたー☆お空の旅は…」
「「…。」」
「…失礼しました…。」
――ガッチャン。
「「待って待ってー!!」」
店員さんは戸惑いながらも扉を開けてくれ、奏達はその店員さんと目を合わせず、そそくさと観覧車を後にした。