奏でる場所~SecretMelody~

過去

~陽輝side~


「ふわぁー…」



「疲れたなー…」



帰ってきたのは9時すぎ。



もう、晩御飯の時間はとっくに過ぎていて、俺達は寮敷地内にある、テラスで5人外で買ってきた軽食をほうばった。



その後、早めにお風呂に入って、今に至る。



「陽輝と颯はもう寝るか?」



「俺はもう寝る気満々なんだけど。」



拓斗が質問し、颯が答える。



「んー俺も寝よかな。電気消すで?」



俺が答えたときにはもう2人ともベットに転がりだしていた。



「はいよ。おやすみー」



拓斗の声を第一声として俺達は眠りについた。



が…。



「あ!!」



声でちゃった…



だが、もう2人とも夢に旅立っている後かビクともしない。



セーフ…。



俺はむくっと体を起こし、ベットから出る。



思い出したのは、昨日の夜の事。



ギリギリ時間間に合うかな?



俺は忍び足で部屋を出て、“音楽室”へ向かった。



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