きみに会える場所~空の上ホテル~
「・・・・・・はめられた。二人とも、おれがじゃんけん弱いの知ってるだろ」
レイはぶつぶつ文句をいいながら、襟元を直していた。
フロント係の黒いスーツも似合ってたけど、真っ白いコックコートに着替えたレイも素敵だ。
コックコートっていうのは、コックさんの着る白い服のこと。サキさんに教えてもらった。
「まあ、いいじゃない。よく似合ってるよ」
カナタさんはくすくすと笑った。カナタさんはじゃんけん一抜けで支配人になった。だから服装もさっきまでと変わってない。お客様に用事がある時は、白いシャツの上に黒いジャケットを着るらしい。
「フロントは任せなさい」
サキさんも黒いスーツを颯爽と着こなしている。大人の女性って感じ。
「美緒ちゃん、サイズ大丈夫?」
「うん。ちょうどいい」
私はサキさんがさっきまで着ていたのと同じ深緑色の制服を着ていた。荷物をお客様の部屋まで持って行くのも私の仕事になった。
服を着替えると、気持ちが引き締まった。これからここで働くんだ。みんなの足手まといにならないように頑張ろう。
レイはぶつぶつ文句をいいながら、襟元を直していた。
フロント係の黒いスーツも似合ってたけど、真っ白いコックコートに着替えたレイも素敵だ。
コックコートっていうのは、コックさんの着る白い服のこと。サキさんに教えてもらった。
「まあ、いいじゃない。よく似合ってるよ」
カナタさんはくすくすと笑った。カナタさんはじゃんけん一抜けで支配人になった。だから服装もさっきまでと変わってない。お客様に用事がある時は、白いシャツの上に黒いジャケットを着るらしい。
「フロントは任せなさい」
サキさんも黒いスーツを颯爽と着こなしている。大人の女性って感じ。
「美緒ちゃん、サイズ大丈夫?」
「うん。ちょうどいい」
私はサキさんがさっきまで着ていたのと同じ深緑色の制服を着ていた。荷物をお客様の部屋まで持って行くのも私の仕事になった。
服を着替えると、気持ちが引き締まった。これからここで働くんだ。みんなの足手まといにならないように頑張ろう。