愛、SOUL

辺りも暗い。

どうにか篠原を立たせ、

支えながら家へ送る。





こいつもいつか、

俺を捨てんのかな。




過去について話したら、

そう思えてきた。




…なんで好きになったんだ。



いつか捨てられるかも

しれないのに。




学習能力ねぇ、

ただのバカじゃん俺。






そんな俺の失望感は、

まったくの無駄だった。




家の前につき、

よろめく篠原を見てた俺。



篠原ん家は偶然、

今は誰もいないらしい。




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