愛、SOUL

ため息をつきながら

学校の準備を。





「あら、京香もう起きたの?」


お母さんが言った。




うん。と言って目を

見られないように背を向けた。




もうすぐ高3だし、

あんまり心配かけられない。






お腹空いた。





こんな時でもお腹は空くんだ


と思った。






そういえば、田崎って

ひとり暮らしなのかな。


ご飯とかどうしてんだろ。




あたしもう彼女なんだし、

作りに行っても文句ないよね。





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