愛、SOUL

と思い、声のする方を

向くとそれは廊下に通じる

後ろのドアからだった。




「京香りん！」



だ、誰だあのケバギャルは…



「あっ！」


そうだ！あたしが田崎のクラスに

謝りに行った時田崎を呼んで

くれたあのケバギャルだ！



手をぶんぶん振って、

急いで来てと言っている。




「けぇば！」


という瑞希の声を後ろに聞き、

小走りでケバギャルのもとへ。




「もーおっそい！京香りん！」


「ご、ごめん。てか、
　何その京香りんて…。」


「あんたのあだ名っしょぉ？
　ちなみにあーしは〝彩〟って
　ゆーからよろー！」



な、なんてハイテンション…