愛、SOUL

きゃーーーー!





「うへへ、ごめんね。
 今度から気づくよ田崎ぃ!」




ちょっとバカにしたように

言ったあたし。





「っふん。お前にハナから
 期待してねーけど。
 ……つかよ、」



「ん?」





いじわるな顔から

少し真顔になった田崎に、

あたしの心臓はよりいっそう

早く鼓動する。






「…名字で呼び合うわけ?」




「えっあっそうだよね!
 じゃ、あたし下の名前で呼ぶ。」





たっ田崎が言った!






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