愛、SOUL
「も、ヤメろその笑い。」
照れながら言う直人。
辺りはだいぶ暗くなってきた。
やっぱり日が落ちるの早い。
桜公園を通って、
とうとうあたしの家が
見えてきてしまった。
そして家の前。
「じゃ、また明日。
朝むかえにくっから。」
「うん、わかった!
送ってくれてありがとう。」
もう終わっちゃったやい。
すんごくしょげるけど、
直人を見ると笑顔に
なってしまうあたし。
「………」
直人が帰んない。