愛、SOUL
ぐいっと直人の手を
引っ張り、早足で正門へ。
走りたいけど、直人が
後ろに体重をかけていて
走れませぬ。
「うぉりゃーーッ。」
力を込めて直人を引っ張った。
そしてあたしの家の前。
「ちょっと待っててね。」
ギターを取ってくるため、
直人を玄関で待たせた。
あぁもう!時間が!
普段はあんま焦んない
あたしだけど、こういう時は
早くギターが弾きたくて
おおいに焦る。
そして今日は直人も
来てくれるというから
早く弾きたくてしゃーない。