愛、SOUL
あたしの幸せの中心には
直人、あんたがいるんだよ。
ジャーンッ
と弾き終わったあたし。
「ふぅーっ。どーだった?」
目を輝かせて聞くあたし。
そんなあたしに拍手をして、
「なんか、グッときたわ。」
と言った直人。
スッキリした顔をしている
という印象を受けた。
「感動したってこと?」
「おう。マジ良かった。
最初にお前見たときは
ばっかじゃねぇのとか思ってた
けど…今は思わねぇ。」
スッと目を閉じる直人。
「ばかなのは俺だな。
未来とか、希望。そんなの
くだらねぇとか思ってた。
でも、お前に会えて、
未来を信じたくなった。」