愛、SOUL
恋したのです
「はぁぁぁあ~~ぁ。」
あの後、買ったオレンジ100%は
飲まずに、まっすぐ家に帰った。
ぼけーっとテーブルの上の
ジュースを見る。
なんで、あんなに冷たい目
だったんだろう。
噂を流されたから怒ったとか
そんな感じじゃなかったな。
あたしを見ているようで
見られてなかったっていう印象。
「あーもー!
メンドくさい!!
考えんのダルい!!」
もーやめ!
考えたってわかんないもん。
でも、
謝ったほうがいいかな。
「…明日、謝ろう。」
考えることをやめて、
日課であるギターの
手入れを始めた。