イジワルな悪魔

それからの授業は、全く集中出来なかった。



冬夜のせいだよ、もうっ!!


そして昼休み


あたしは半泣き状態で亜柚に相談した。


「亜柚たすけてよぉ〜」


「もう諦めたら?相田くん絶対折れないと思うよ?」


それはあたしも考えなくても分かる。

冬夜は絶対引き下がらないって…


でも、だからってお仕置きなんか受けたくない!!


「いいじゃん。あんなイケメンに気に入られる事なかなかないよ?」


えっ、気に入られてる?…あたしが?


「気に入られてるのかな?」


「少なくともあたしにはそう見える」


えー!嘘だー!!


あの人があたしなんかを


気にいるわけないよ!
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