イジワルな悪魔
「相田くんから?」
「うん…」
「呼び出されたの?」
「うん。来なかったら襲うからなって」
「まじ?!でも相田くんならやりかねな いね…。」
亜柚が苦笑いしながら言った。
そうなんだよ…。
しかも、やたらそこだけ声が
低かったんだよ。
「行かなかったら殺されるよね?」
「うん。確実にね。」
うう…やだよ〜
「頑張れ、実亜!!」
亜柚がガッツポーズをしてくれる。
よし、ここは腹をくくるしかない!!
「行ってくるね!」
あたしはそう言って教室を出た。