イジワルな悪魔
「あ〜、だからそういう可愛い顔すんなって…」


「もっといじめたくなるだろ。」


「何それ…」


「だから、実亜の可愛い顔は俺だけが見れれば良いんだよ。」


「他のやつには見せたくねぇし。」


何なのそれ…?

そんな事言われたら、期待しちゃうじゃん…。


さっきから、ドキドキが止まらない。


何でこんなにドキドキしてるの…?


「じゃあ、もうすぐ飯だし部屋戻るぞ」


「うん…」


「また後でな。」



そう言って冬夜は、亜柚と話していた修二くんを連れて部屋に戻って行った。


「実亜?どうかした?」


亜柚が心配そうにあたしに話しかけてきた。


「あ…ううん。何でも無いよ!」


「そう?ならいいけど…。早く部屋に戻って食堂行こ!あたしお腹空いちゃった〜」


「そうだね。あたしもお腹空いた!」



そして、あたしたちも部屋に戻って食堂へ急いだ。



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