イジワルな悪魔
「実亜はさ、気づかない内に相田くんに惹かれてたんだよ。」


「あたしが…?」


「うん。相田くんといたらドキドキするんでしょ?それって、実亜が相田くんの事を好きになった証拠だよ。」




そっか…。あたし、いつの間にか冬夜を好きになってたんだ。


あたしは、やっと自分の気持ちに気付いた。


だけど、気持ちに気付いたところでどうすればいいの?


「亜柚、あたしどうしたらいい?」


「だからさ、明日が絶好のチャンスじゃん!」


「チャンス?」


「そう!海なら二人になりやすいでしょ?だからそこで、思い切って気持ち伝えな!」


「そんなの無理だよ〜…」


「大丈夫!あたしも協力するから!」


「ねっ?やってみよう?」


「…うん、分かった。」


「じゃあ、今日は明日のために早く寝よ!」


「うん、おやすみ。」

「おやすみ実亜。」




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