イジワルな悪魔
冬夜のその言葉を聞いたら、あたしも何だかお腹が空いてきた。
そういえばお昼って何食べるんだろ。
先生は各自どこかで食べろって言ってたけど…。
「ねぇ、お昼ってどこで食べるの?」
「ああ…そういえば決めてなかったな。
修二、ここら辺に店ねえのか?」
冬夜が修二くんに聞いた時
「あ!あたしこの辺りに美味しいラーメン屋さんがあるって聞いたよ!」
亜柚がいきなり大きな声で言った。
ラーメン屋さんなんてここら辺にあったんだ…。
「ラーメンか、俺は別にそれでいいけど
皆はどうなんだ?」
修二くんがあたし達に聞いてきた。
「俺もそれでいい」
「じゃあ、あたしも」
たまにはラーメンもいいよね!
それからあたし達は博物館を一通り見て回った。
レポートを書き上げた頃には、もう12時近くになっていた。