アンブレラ☂

「どういう事っ…?」


私は赤い傘をぎゅっと握りしめて涙を溢した。


赤い傘に小さくかかれた文字。


『もうここから出られない。
貴方は閉じ込められたのよ…』


私は信じられなかった。

やっぱりこれは……彼女がやったことじゃない。


「アンちゃんっ……どうしてなのっ!
どうしてっ……貴方は…私の友達なのにっ…」


私は泣き叫んだ。

この世界からはもう出られないのに…


アンちゃんの存在を追い求めて………


ずっと1人で泣き叫んでいた。
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