アンブレラ☂

そして、私の目の前に立ち塞がった少女は


涙を流したまま私に告げた。



「彼を取り戻したければ人間の欲を
集めなさい…そうすれば彼に会えるわ…」



そう言って少女は私に黒猫と

手に持った赤い傘を私に手渡した。


そして、こう言った。


「自分で犯した罪に気づきなさい。そして、どんな時も彼が一番貴方の近くにいるということも忘れないで…」


私には分からなかった…。

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