アンブレラ☂

でも、晴くんを見つけるためなら…

晴くんに会うためならば……


「私はなんだってするっ!」


私は赤い傘をぎゅっと握りしめた。



こうして私、雨森 アンは人間の欲を

集めることに専念することとなった。


そして、私に赤い傘を渡した少女は

涙を流しながら消えていった…。



晴くんと同じように消えていったんだ…
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