アンブレラ☂

そして、〈俺〉の…………いや違う。


〈僕〉の為に働いてくれた彼女の

願いを叶えてあげようとした。


僕が本来の姿に戻れたから………


でも彼女は何も言わず泣いていた。


「やっと会えたね…晴くんっ…」



そう言って泣いていた。

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