アンブレラ☂

「雷希…それ、本気で言ってんの?」



私は本当に怖くなった。



彼は本当に私の事をなんとも

思ってないのかもしれない…。



『仲の良い幼馴染み』とも


思ってないかもしれない。



「だって、雪が決めた相手だろ?」



その一言で胸が張り裂けそうになった。



「雷希のバカー…っ!!」



私は教室を出て

グランドまで走っていった。



女の子に興味がなくて、頼りにされてる


サッカー部のキャプテン。運動神経の良さ


と格好良さは誰もが認める男の子。
< 14 / 116 >

この作品をシェア

pagetop