アンブレラ☂

私は雨森さんのその言葉に一瞬、ポカン

となったけどとりあえず教室へ戻った。



ドアを開けるとそこには雷希が


窓を見て困った顔をしていた。



「雷希………?」



「あれ…?雪、戻って来たの?」



「うん…さっきはごめん。雷希、傘持って
ないんでしょ?私持ってるから帰ろ?」



私はそう言って雷希に手を伸ばした。


雷希はいつもと変わらぬ

態度で私の手を取った。

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