アンブレラ☂

ただ、私は1つだけ

気になることがあった。



雨森さんが私の耳元で囁いた言葉。



『その傘は願いを叶える傘。でも、3回以上
自分の欲を出してしまえば…どうなるかしらね?』



よく意味が分からなかった。


でも気にしてても仕方ないか…。



「雷希っ!!行くよっ♪」


「おぅ。」



私は雷希を傘の中にいれてあげた。


すると、ほんの少しだけ

雷希が笑った気がした。
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