アンブレラ☂

私は傘をぎゅっと握って雷希の方を見た。


雷希はやっぱり微笑んでる。



ちょっと位いいよね…?



「雷希は私を誰よりも好きになる…っ!」



私は恥を捨てて傘に思いっきり叫んだ。



すると雷希が突然、私の体をこちらに

向かせて私を抱き締めてきた。



私は思わず傘を


振り落としてしまった。



「俺さ…雪が好き…っ!!」



その言葉を聞いたとき顔が熱くなった。

胸がドキドキと高鳴りはじめる。

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