アンブレラ☂

「気持ちわりぃ…あんたが誰かも知らね
ーのにそんな事しねーよ!!この妄想女!」



その言葉を残して彼は私を突き倒した。



丁度、そこを通りかかった私の


彼氏でもある雷希の親友の将大くんは


傘を持っていて雷希に近づいていった。



「おっ…雷希!濡れるぞ?俺の傘入る?」


「サンキュっ♪助かった!!」



そう言って雷希は私の方を一瞬だけ

振り返って嫌な笑みを溢した。
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