アンブレラ☂

そんな雷希に気づいた将大くんは


雷希の視線に合わせて私の方を見た。



「あの子…誰なの?」



雷希の方を見て不思議そうに訪ねる将大


くんはそう言って雷希と歩いていった。



その一言はあんまりにも大きく

衝撃的な言葉だった。



「冗談でしょっ…!?あり得ないっ!!」



何で私が消されなきゃなんないのよっ…!!



私は思わず怖くなって

家に向かって走り出した。



赤い傘をその場に落いたままにして…
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