アンブレラ☂

彼女の美術の才能といえば天才級。


将来が期待される程である。



「春涅さん、私に春涅さんの
作品を見せてくださいませんか?」



私はいつものように作り笑いをする。



こうすれば誰もが『はい』と

言わざる終えないのだろう。



春涅さんは次の発表会に出す


作品を私に手渡してくれた。



隣から秋と皐月が私の絵と


春涅さんの絵を見比べていた。
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