アンブレラ☂

すると、秋と皐月は軽く頷いて

教室へと走っていった。



私は何がしたいんだろうか…。



美しいもの全てが欲しい。


顔も体も才能も…

全てが揃って私なのだから。



私はそんな事を思いながら1人、


教室に向かってようやく歩き出した。



その時だった!!



私の目の前に立ち塞がる彼女は

悲哀な瞳をしてこちらを見ていた。



その彼女とは………



「雨…森さん?」
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