アンブレラ☂

―――次の日。



学校のクラスの男子が職員室を

そっと盗み見ていた。


あっ…そっか。今日は転校生が来る日。



「女目当てかよ…。」



そう思いながら私はその男子達の前を

通りすぎていった。




教室に着いて、


私はすぐに自分の席に座った。



朝練があった雷希は

既に私の隣に座っていた。



「おはよ、雷希♪」



「ん…おはよ。雪。」



相変わらずの雷希を見てホッとした。


雷希は女の子に興味ないからね。
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