アンブレラ☂

「嘘でしょっ…。」


私は頭を真っ白にした。


雷希の顔がこんなに真っ赤になるなんて。



「ねぇ、ちょっと!雷希!?」



「ん?何?」



「あの…えと…何でもない。」



私は結局うつ向いて言いたいことも

言えずに雷希を見ていた。


もしかして、一目惚れしたの?



違うよね…。ねぇっ…雷希?



私はそんなモヤモヤした気持ちのまま、

休み時間を迎えることとなった。
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