アンブレラ☂

芽流斗は私を睨んでいた。


自分の席から動くこともなくじっと…


私を睨み、恨んでいた。




「お前がやったのか…。」



そう言われたとき私はハッとした。



「違うっ…私じゃないっ!!私は悪くない!!
雨森アンちゃんが…やったんだ!!」


「………雨森アン!?それ誰?」



そう言って芽流斗が席を

立ち上がった途端、


彼は…私の目の前から姿を消した…。



「えっ、芽流斗…?」



私が手を伸ばした頃にはもう遅かった。
< 80 / 116 >

この作品をシェア

pagetop