アンブレラ☂
出られない…
「アン、今回は中々面白いやり方だったな。」
黒猫のブレラは私を見てケラケラと笑う。
「あら?褒めてくれてるの?ブレラ。」
「いや、欲だらけの女ってのは
見がいがあるって言いたかっただけだ。」
「ふふっ…ブレラったら♪」
私は赤い傘を手に取り笑った。
すると、ブレラも赤い目を光らせ笑った。
「それで今回はどんなターゲットは?」
「人には見えない物が見えてしまうという
不思議な能力を持つ少女よ。面白いでしょ?」
「ケッ…また面白い女を見つけたもんだ。」