アンブレラ☂

『あの子がため息をついたって
ことは又、誰か死んじゃうのかな…』


『死神だ。目合わしたら死を先刻されるぞっ』


『怖ーっ(笑)あー寒い寒い(笑)』


皆が私を嘲笑う……。


違う…違うのに……。


私はいつになっても一人ぼっち。


誰でもいい。


私の味方になってくれる友達が欲しいよ…


私がそんなことを思いながら

下を向いた時、誰かの優しい声が聞こえた。


「星羅ちゃんっ!」


私はその声に思わず顔をあげる。


「アンちゃんっ……。」

< 88 / 116 >

この作品をシェア

pagetop