アンブレラ☂
だって…私は……
「自分の母親を殺したのっ!」
「えっ?」
「私の力のせいでお母さんは死んだのっ!」
私はアンちゃんに少しだけ怒鳴り付けていた。
アンちゃんは驚いた顔をしていた。
そりゃーそうよね、私、人殺しだもの。
「さぁ…分かったら私の前から消……」
私がその続きを言おうとしたとき、
アンちゃんの手が私の唇の上に覆い塞がった。
「嘘よっ!貴方は人殺しなんかじゃない!」
そう言って私の言葉を書き消した。