アンブレラ☂

「アン…ちゃん…?」


いつもの優しいアンちゃんとは違う。

ナニコレ……?


「貴方に友達が沢山いる世界に来たんだもの。
私には友達が1人もいないのも分かるでしょ?」


「えっ…?」


「ごめんね…星羅ちゃん」


アンちゃんは私に赤い傘を渡して

又、悲しそうな笑みを溢したんだ。


「貴方とは本当の友達になれそうだったのに…」


そう言って彼女は消えた……。
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