籠の中
 窓から外を眺めた。快晴だった。それが僕の晴れやかな門出を祝ってるようだった。何かが変わった気がするし、もしかしたら何も変わってないのかもしれない。それでも昨夜の彼女との一件で吹っ切れた気持ちもある。心の闇が。
 家に戻った。一日にしか経っていないのに何年、何十年の時を感じた。とても新鮮な気持ちだった
< 196 / 203 >

この作品をシェア

pagetop