Wilde
藤川沙織のアルバイト先
「でねっ!!あたし…告白されちゃったの!」
『えーーまじで⁉
OKしたの?』
「もちろん!」
『いいなぁー。ずるい!』
あたしは、都心部にある公立高校に通う
藤川沙織。一年生。
特に特徴もないこの学校で、部活もせずただ友達と遊んで、放課後はファミリーレストランでバイトしているただの女子高校生。
彼氏もいなければ、遊ぶ男友達もあまりいない。
あたしの親友、橋本瑠花 だって彼氏できたみたいだしなんか毎日楽しいみたい。
「あんたもさ、早く彼氏作りなよ!」
…それはあたしも思ってますよ…
作りたいけど、出来ないんだよ…
自分はなんで彼氏ができないのか…
ーまず、恋をしたことがないから。
中学生のとき、ある男の子に告白されたことがある。
放課後に玄関で…
そのときも彼氏がほしいと思っていたあたしだったけど、
そのときは断った。
だって、付き合うなら、両思いで付き合いたいし…
告白されたからハイOK、じゃなくて
あたしはもっと…ワクワクする恋がしたくて…
まぁ、すぐ両思いになれて、すぐ付き合えることができる、っていうのは無い。
それなりの努力が必要になる。
だからこそ、そういう恋のほうが、自分を成長させることができるんじゃないのかなって。
『あたしは、ちゃんとした恋がしたいんですぅ。
瑠花みたいに、そんな軽くないしっ』
「うわっ、なにそれひどーい!!」
あたし達はふざけながら夕日で赤く染まった校舎を出た。
『えーーまじで⁉
OKしたの?』
「もちろん!」
『いいなぁー。ずるい!』
あたしは、都心部にある公立高校に通う
藤川沙織。一年生。
特に特徴もないこの学校で、部活もせずただ友達と遊んで、放課後はファミリーレストランでバイトしているただの女子高校生。
彼氏もいなければ、遊ぶ男友達もあまりいない。
あたしの親友、橋本瑠花 だって彼氏できたみたいだしなんか毎日楽しいみたい。
「あんたもさ、早く彼氏作りなよ!」
…それはあたしも思ってますよ…
作りたいけど、出来ないんだよ…
自分はなんで彼氏ができないのか…
ーまず、恋をしたことがないから。
中学生のとき、ある男の子に告白されたことがある。
放課後に玄関で…
そのときも彼氏がほしいと思っていたあたしだったけど、
そのときは断った。
だって、付き合うなら、両思いで付き合いたいし…
告白されたからハイOK、じゃなくて
あたしはもっと…ワクワクする恋がしたくて…
まぁ、すぐ両思いになれて、すぐ付き合えることができる、っていうのは無い。
それなりの努力が必要になる。
だからこそ、そういう恋のほうが、自分を成長させることができるんじゃないのかなって。
『あたしは、ちゃんとした恋がしたいんですぅ。
瑠花みたいに、そんな軽くないしっ』
「うわっ、なにそれひどーい!!」
あたし達はふざけながら夕日で赤く染まった校舎を出た。