ポジティブ大魔神の来襲

私「今朝寝坊して、赤信号に合計6回も引っかかった!」

ポ「睡眠時間が確保されて、お肌がぷるんぷるんだね!脳みそを覚醒させる時間を与えられたわけだ!!」

私「にきび・・・・とは呼べない年齢だった。畜生。えーっと、吹き出物が大量に出来た!」

ポ「顔中に栄養が足りている証拠だ!おめでとう!君は餓死しない!」

私「何でもないところでこけかけた!」

ポ「ほんの小さなものに躓けるなんて、君の体感度は凄いものがあるよ!ウェストまで締まって、グッジョブ!!」

私「・・・しかも挫いた」

ポ「くじける骨があったってことだね!タコはくじけないからきっと羨ましがるだろう!!」

私「つ、付き合って半年の彼氏に振られた」

ポ「きっと彼は変態性欲でキチガイでDVの気もあって超がつくマザコンでトイレにいっても手を拭かないやつだったに違いないよ!!離れられておめでとう!」

 うん、それは確かに嫌だな。私ったらラッキー。・・・いやいやいや、駄目じゃん、負けてるじゃん。

私「・・・新品のボールペンが折れた」

ポ「ボールペンは君が好きすぎて構ってちゃんになってたんだろうなあ!もてるんだねえ!」

私「・・・・・消しゴムまでなくなった」

ポ「きっと自由を求めてたんだな!!」

 

 私は疲れて眩暈を感じる。ああ、アホがいる。ここにはアホがいる~・・・。



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