記憶
「ルミ、信じてないでしょ」
「カナがどうでもいいとかって話じゃないけど、都市伝説のまんまかわからない訳だしね」
カナは携帯を見つめながら途方にくれたような
表情をしている
「カナ、大丈夫だよ
授業はじまるよ」
必死に励ます友達の声も
あまり効果は無いようだった
授業中
みんながチラチラ
カナの方を見る
これでマジで死んだら
警察とかくんのかな?
そう盛り上がる男子が
出てきて
カナはますます
不安そうだ