記憶

「サヤカ、帰ろーっ」

朝よりもカナに対する
野次馬は減って
サヤカも気にはしてないみたいだった


帰り道どっかで
おやつでも食べようかなんてサヤカと話しをしていた時だった

私たちにとって
それも

小さな幸せの
一つ・・・


その幸せな時間から
一気に現実に
戻したのは


クラスメイトの悲鳴だった



「ルミ、いまの・・・・」


ふざけか本気かの
悲鳴はわかる


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