君への一言を…

私はそんな燐鬼の頬をプニプニして、
遊んでいた。


燐「桃ねぇの肩…
温かくてウトウトしてきた…」

この子は、なんと可愛いことを…

可愛い…

『燐鬼…
私の真っ正面に抱きついて?』

燐「ん~?
こう?」

燐鬼は、私の肩から降り、
私の首もとにぶら下がるように抱きつく。

ギュっ///

燐「桃ねぇ?」

『燐鬼って可愛い///
早く仕事して抱きついていたい…』

 理性を保て私っ!!

燐「桃ねぇ…
来たよ…」

そのとたん瞬時に私と燐鬼の目の色が変わる。

燐「南南西方面2km。
あれは…人形の…

あっ!ダメだ!!
桃ねぇ逃げてっ!」

『えっ?
何で…』

燐鬼が敵を見つけた瞬間…

バサッ

大きなコウモリのシルエットが目に入る…

「迎えに来たぞ…
我が花嫁よ…」



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