となりのアイツ
新しい学校
「郁美…あんたなにそんな怖い顔してんの…」
アイツの家に言ってから家に帰ったらお母さんとお父さんはもう帰ってきていた。
今日は…焼肉らしい。
私の大好きな焼肉は…アイツのせいで食欲がなくなっている。
「別に…」
「今日は父さんが郁美のために焼く肉にしたんだよ」
お父さんは肉をほうばりながらおいしそうな顔をしながら言った。
…なんかうちには自分のために思うんですけど…
そう思いながら肉を食べていたら…久しぶりの焼肉はやっぱりおいしくて夢中で食べていつ間にアイツのことはすっかり忘れていた。
──ガチャ──
「あぁ~いい湯だった」
自分の部屋に入るなり…ベットに寝転がった。
明日から学校かぁ…うまく生活できるかな。
学校でのことを考えているうちに眠気が襲ってきてそのまま寝てしまった。
なんか…声が聞こえる
……親父はうるせぇ─んだよ!!」
うるさいなぁ…
「うるせぇ─じゃねーだろ!!今何時だと思ってんだよ!!」
「いちいち偉そうなこと言ってんじゃね─よ!!」
その声はムカツクあいつの家から聞こえた。
多分親とアイツがケンカをしていると怒鳴り声だけでわかった。
だけど私は今日の疲れのせいか知らないうちにまた寝ていた。