となりのアイツ

…い─く─み─!!!!!」

お母さんの声が聞こえる…。

「郁美!!いつまで起きてんの!!!早く起きなさい!!」

うるさいなぁ…もうちょい寝かしてよ…

「新しい学校生活で遅刻なんて…やめてよ──」

新しい学校??

遅刻??

あ!!!!ヤバイがっこうじゃん!!

ベットから降りると、学校の準備をして…新しい制服に手を通した。

「お!!なかなかいいじゃん♪」

「郁美──いい加減にしないと本当に遅刻するよ!!」


「わかってる──!!」

急いで一階に降りた。
玄関ににいって靴をはいてるとお母さんがフライパンを持って私のところにきた。


「あら??朝ごはん食べないの??」

「誰かさんが起こしてくれないから朝ごはんも食べれないしゆっくり登校できないし…」


お母さんのほうを向きながらわざとらしくいった。


「なによ──私はね!!何回も起こしてけど起きないのは郁美が起きないからでしょ!?」


「も──ぅいい」


「ちょっ!!郁美!!弁当!!」

お母さんの呼びとめにも応えずそのまま家に出た。


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