ね、先輩。
大きな手
ピンポーン……
部屋中に鳴り響いたインターフォン。画面で確認すると、宅急便のお兄さんが映っていた。
印鑑をもって玄関のドアを開けると
「宅急便です」
そう言われて、判子を押して荷物を受けとる。
「先輩?」
ドアを閉めようとした瞬間、宅急便のお兄さんの口からそんな言葉が飛び出してきた。
視線をあげると、私の視界に入ってきたのは
「あ」
高校時代、密かに想いを寄せていた後輩で。
あの頃の私は年下に想いを告げるなんてそんな勇気がなかったから、私と彼は単なる部活の先輩と後輩という関係だった。
部屋中に鳴り響いたインターフォン。画面で確認すると、宅急便のお兄さんが映っていた。
印鑑をもって玄関のドアを開けると
「宅急便です」
そう言われて、判子を押して荷物を受けとる。
「先輩?」
ドアを閉めようとした瞬間、宅急便のお兄さんの口からそんな言葉が飛び出してきた。
視線をあげると、私の視界に入ってきたのは
「あ」
高校時代、密かに想いを寄せていた後輩で。
あの頃の私は年下に想いを告げるなんてそんな勇気がなかったから、私と彼は単なる部活の先輩と後輩という関係だった。
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