禁断の壁
「お兄ちゃんとはしない」


そう言って、ふいっと顔を背けると、お兄ちゃんは追いかけるようについてきてそのまま私の顎を掴んで唇を重ねてきた。

チュッチュッと触れては離れるそんなキスを繰り返した後、お兄ちゃんの手が後頭部に回ったと思ったら今度は押し付けるようなものに変わった。

その瞬間、ぬるりと舌が差し込まれて咥内を隈無く犯していく。

こんなのおかしいってわかっているのに。でもこうやってキスしたことで、心の奥にある大きな壁が壊れてずっと封印していたお兄ちゃんへの想いが溢れてくる。

そうなると気持ちのセーブがきかなくなって、されるがままになってしまった。



fin.
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

恋の魔法と甘い罠~おまけSS

総文字数/111,299

恋愛(純愛)379ページ

表紙を見る
セフレ契約

総文字数/92,269

恋愛(その他)281ページ

表紙を見る
ファン限定BOOK~軌跡

総文字数/133,956

恋愛(純愛)415ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop