平成白雪姫

あっ、そっか。


駅の手前の道で、椎名に会えたんだった。


「あの、ごめんっ」


「なんで?」


「えと、家まで運んでくれたんだよね?」


「うん」


椎名は枕元まできて、おぼんをそっと置いた。

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