平成白雪姫

「じゃ、送る」


歩き出した私の横を椎名が歩く。


「え!申し訳ない!!」


「女子だろ?もっと俺を頼って」


「…え?」


「いろんな意味で、頼ってよ」


その言葉が胸に響いて。


顔が熱くなって、困る。
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