初恋
彼はレジの所に行き、お金を払うと店を出た
帰っちゃった・・・・
「あ、もう上がっていいわよ」
店長は私に言った
「はい」
私は着替えて店を出て折り畳み傘を出すと、横に彼がいることに気づいた
彼は雨をため息しながら見ていた
傘・・・持ってないのかな?
私は勇気を振り絞って話しかけた
「傘・・ないんですか?」
「・・・うん、どうしようかな」
「これ、どうぞ」
私は自分の傘を差しだした
「え、いいよ、君が濡れる」
そんな普通の言葉にさえも私はドキドキが止まらなかった
「いいんです、使ってください」
私は傘を無理やり渡して、走って帰った
本当・・・何してんの・・・私