初恋



「彰子も作れば?」



「そんなこと言われても・・」



「何で?紹介してあげよっか」



「ううん、いい」



「そんな事言ってるから出来ないんだよ?」



「出来なくてもいいの!」



「ふうん」



1時間目が始まるから春海は席に着いた




私も席に着き、教科書を開いた



授業が始まっても



全然・・・先生の話が頭に入って来なかった




彼が頭から離れなかった



列記とした一目惚れだって自分でも分かった



そして・・・初恋ってことも



同級生をどうしても好きになれなかった



告白されても断っていた




春海はとりあえず付き合ってみたらいいのにといつも言っていたけど



それは出来ない・・・一緒に帰るのも手を繋ぐも・・・




好きな人しか嫌・・・



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